角田參院副議長：陣営が寄付２５１７萬円を「裏金処理」
    參院の角田義一副議長（群馬選挙區(qū)）が３選を果たした０１年夏の參院選で、民主黨群馬県連などでつくる総合選挙対策本部に「陣中見舞い」などとして寄付された個人?団體獻(xiàn)金計約２５１７萬円が、同県連や角田氏らの政治資金収支報告書に記載されていないことが１６日、分かった。毎日新聞は寄付を記した裏帳簿を入手。中には寄付を受けることが禁止されている外國人団體も記載されていた。當(dāng)時の會計擔(dān)當(dāng)者は裏帳簿作成と報告書などへの未記載を認(rèn)め「指示を受けて作成した。すべて裏金として処理された」と話しており、政治資金規(guī)正法などに抵觸する可能性がある。
    裏帳簿などによると、角田氏の総合選対本部は參院選前後の０１年５月～８月、企業(yè)?団體約９０団體、個人約１３０人から獻(xiàn)金を受けた。しかし、當(dāng)時、角田氏が代表を務(wù)めていた民主黨県連と黨群馬県參院選挙區(qū)第１総支部、角田氏の資金管理団體や後援會などいずれの報告書にも獻(xiàn)金の記載はなかった。政治資金規(guī)正法は政黨や政治家の資金管理団體などが獻(xiàn)金を受けた場合、政治資金収支報告書への記載を義務(wù)付けている。また、公職選挙法は選挙に伴う寄付を選挙運(yùn)動費(fèi)用収支報告書に記載するよう義務(wù)付けている。當(dāng)時の會計擔(dān)當(dāng)者はこれらの報告書作成を擔(dān)當(dāng)していたという。
    帳簿に記載されている主な団體は、連合群馬（前橋市、１０００萬円）、群馬県教職員組合（同、６００萬円）などの労組のほか、社民黨県連（同、３０萬円）も含まれている。また、政治資金規(guī)正法で寄付を受けることが禁止されている外國人団體で朝鮮総連系の「在日本朝鮮群馬県商工會」（前橋市、５０萬円）の記載もあった。このうち、全國社會保険労務(wù)士政治連盟（東京都）や群馬県興農(nóng)政治連盟（前橋市）、同県稅理士政治連盟（同）が１０萬～３０萬円を寄付したことを報告書に記載している。同県庁職員労働組合（同）は３萬円の獻(xiàn)金を認(rèn)めている。
    一方、連合群馬と県教職員組合は「擔(dān)當(dāng)者が不在でコメントできない」とし、社民黨県連は「當(dāng)時の資料がなく分からない」と話している。在日本朝鮮群馬県商工會は「事実関係は分からない」としている。
    民主黨群馬県連では、昨年１月から角田氏、富岡由紀(jì)夫參院議員（群馬選挙區(qū)、０４年初當(dāng)選）の政治獻(xiàn)金を巡って報告書の記載漏れが相次ぎ、県連幹部が引責(zé)辭任する事態(tài)に発展していた。
    角田氏は８９年に社會黨（當(dāng)時）から出馬して初當(dāng)選し、９７年に民主黨入り。０４年７月から參院副議長を務(wù)め、今期限りでの引退を表明している。
    角田氏の事務(wù)所は１６日、「黨群馬県參議院選挙區(qū)第１総支部、角田義一後援會もしくは（資金管理団體の）角田義一政治経済研究會について調(diào)査したところ、ご指摘の獻(xiàn)金の入金の事実がありません。他の団體については、角田義一は分かりません」と文書でコメントを出した。