●言いたい事は明日言え
    言いたい事があってもちょっと待って、ゆっくり考えてから言いなさいということ。
    ●言うは易（やす）し行うは難し
    口で言うだけならだれにでもできるが、それを?qū)g行するのは難しい。
    ●家貧しくして孝子（こうし）あらわる
    恵（めぐ）まれた家庭では子供の親孝行は目につかないが、貧乏（びんぼう）だとはっきりとわかる。
    ●生き馬の目を抜く
    他人を出し抜いて、すばしこく利益を得ることのたとえ。
    ●石が流れて木の葉が沈む
    物事が逆になっているたとえ。類：西から日が出る
    ●石に灸（きゅう）
    石に灸をすえるように、何の効（き）き目もないこと｡類：泥にやいと・蛙の面に水
    ●石に漱（くちすす）ぎ流れに枕（まくら）す
    負(fù)け惜（お）しみの強(qiáng)いこと｡中國(guó)・晉（しん）の孫楚（そんそ）が、「石に枕し流れに漱ぐ」と言おうとして「石に漱ぎ流れに枕す」と言い間違えたのをとがめられて、石に漱ぐのは歯を磨（みが）くためで、流れに枕するのは耳を洗（あら）うためであると、うまく言い逃（のが）れた故事による。夏目漱石のペンネームはこれから取ったもの｡
    ●石の上にも三年
    冷たい石の上にも、三年すわり続ければあたたかくなる。つらくてもがまんして続ければ、必ず成功する。
    ●石橋を叩（たた）いて渡る
    堅(jiān)固（けんご）な石の橋でさえ、たたいて安全を確かめてから渡る。用心に用心を重ねること｡
    ●醫(yī)者の不養(yǎng)生（ふようじょう）
    醫(yī)者は、立場(chǎng)的に患者（かんじゃ）に養(yǎng)生を言っていても自分の體を大事にしないことから、立派なことを言っていても行動(dòng)が伴（ともな）っていないこと。類：紺屋の白袴・坊主の不信心
    ●衣食足りて禮節(jié)を知る
    生活が豊かになると、人は自然に禮節(jié)をわきまえるようになる。
    ●いずれ菖蒲（あやめ）か杜若（かきつばた）
    どっちがアヤメでどっちがカキツバタか區(qū)別がつかない｡どちらもよくて選ぶのに苦労するたとえ。
    ●急がば回れ
    急ぐ時(shí)には危険な近道を通るよりも、遠(yuǎn)くても安全な道を回るほうが、結(jié)局は早く目的地に著く｡　類：急いては事を仕損じる
    ●一事が萬(wàn)事
    一つの事を見(jiàn)れば他のすべてを推（お）しはかることができる。あまりよくない一面を見(jiàn)て、他の面も同じように悪いはずであると推察（すいさつ）するときによく使う言葉。
    ●一日の長(zhǎng)
    他の人よりも、能力が少しだけまさっていること。
    ●一姫二太郎
    子供を持つなら、最初に女で二番目に男であるのが、育てやすくて理想的な順序である。
    ●一目(いちもく)置く
    相手が自分よりまさっているとして敬意を払う。優(yōu)れた者が相手に対して一歩を譲る。囲碁（いご）で実力の劣（おと）る者が、何目（なんもく）かの石を先に盤(pán)上（ばんじょう）に置くことから出た語(yǔ)。
    ●一を聞いて十を知る
    少しのことを聞いただけで、その全部がわかってしまうほど賢いようす｡　類：目から鼻にぬける
    ●一挙手一投足（いっきょしゅいっとうそく）
    わずかの骨折り。少しの労力。一度手を挙（あ）げ、一度足を動(dòng)かす、という意。
    ●一炊（いっすい）の夢(mèng)
    人生の栄枯盛衰（えいこせいすい）のはかなさのたとえ。
    唐の盧生（ろせい）という青年が道士に枕（まくら）を借りて仮寢（かりね）をし、栄華（えいが）を極めた生涯の夢(mèng)を見(jiàn)たが、目が覚めると､宿の者が炊（た）いていた飯がまだ炊き上がっていなかったほどに短い時(shí)間だったという故事。
    ●一寸（いっすん）先は闇（やみ）
    未來(lái)のことは、何が起きるか全くわからないということ。
    ●一寸の蟲(chóng)にも五分（ごぶ）の魂（たましい）
    どんなに小さく弱いものにも、それ相応のたましいがあるから、あなどってはいけない。
    ●犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
    犬は三日飼っただけで、三年もその人の恩を忘れない。まして人間は生涯恩を忘れないのが當(dāng)然だ｡
    ●犬も歩けば棒（ぼう）に當(dāng)たる
    外を歩いていると、思いがけぬことに出會(huì)う｡
    ●命長(zhǎng)ければ恥（はじ）多し
    あまり長(zhǎng)生きをすると、恥をさらすことも多くなる｡
    ●井の中の蛙(かわず)大海を知らず
    井戸の中に住むカエルは、その井戸のほかに大きい海があることを知らないでいる。自分のまわりの、ごく限られた範(fàn)囲（はんい）のことしか考えない、見(jiàn)聞（けんぶん）のせまいこと。
    ●韋編（いへん）三たび斷つ
    孔子（こうし）は、本の皮ひもが三度もすり切れるほど「易経（えききょう）」を熟読（じゅくどく）したという故事から、読書(shū)に熱中すること。
    ●入り鉄砲に出女（でおんな）
    徳川幕府時(shí)代、諸大名のむほんを防ぐために関所をおいて、江戸に鉄砲が入ることと大名の人質(zhì)である女性たちが江戸から出ることを禁止した言葉。
    ●入（い）るを量（はか）りて出（い）ずるをなす
    収入額をよく計(jì)算して、それに応じた支出をなすこと。
    ●いわしの頭も信心から
    イワシの頭のようにつまらないものでも、信じてしまうとありがたく思われる｡
    ●言わぬが花
    口に出して言わないほうが、かえってよい。類：沈黙は金
    ●夷（い）を以て夷を制す
    外國(guó)の力を利用して他國(guó)を制圧すること。
    ●殷（いん）鑑（かん）遠(yuǎn)からず
    殷の國(guó)が鑑（かがみ）とするものは遠(yuǎn)い國(guó)に求めなくても前代の夏（か）にあるという意味で、戒（いまし）めとする前例はすぐ目の前にあることをいう。