高?!喝照Z(yǔ)』第1冊(cè)第3課「ロボット」に「退院おめでとうございます。」という文が出てきます。同じ課のほかのところには、「お仕事」「お體」という言い方が出てきますが、これと同じように「ご退院」としたほうがいいのではないでしょうか。
答:
質(zhì)問(wèn)者には、「ご」をつけることによってより敬意を高めたい、という気持ちがあるのではないかと思います。確かに文法的には正しいのですが、ここでは「サッチャン」の立場(chǎng)やキャラクター〔形象〕も配慮しなければなりません。
サッチャンは、だれからも親しまれており、明るくてかわいい子どものようなロボットです。敬語(yǔ)を使いすぎると、かえって親しさが薄れます。職場(chǎng)などで上下関係がある場(chǎng)合は別ですが、日本人は親しくなるにつれて、あまり敬語(yǔ)を使わなくなります。逆に親しくないから敬語(yǔ)を使う場(chǎng)合もあります。敬語(yǔ)は互いの距離を示す表現(xiàn)です。それで、サッチャンのキャラクターを考慮し、敬語(yǔ)は必要最低限度におさえました。例えば、本文に「どうもありがとう。それじゃ」とあります。敬語(yǔ)を使わないで、サッチャンのかわいらしさを表しています?!袱耸陇Kわりました」の「お仕事」は美化語(yǔ)ですが、この場(chǎng)合は「お」をつけたほうが柔らかく、サッチャンのイメージに合います。
「退院おめでとうございます。お體を大切にしてください」
この文は、ていねい語(yǔ)の「おめでとうございます」に、尊敬語(yǔ)の「お體」が続いています。同じ文に敬語(yǔ)が続くと、あまりにもていねいすぎ、サッチャンの持つ親しさがなくなってしまいます。また、「ご」は漢語(yǔ)的で硬い感じがします。それで、「退院」には「ご」をつけませんでした。
答:
質(zhì)問(wèn)者には、「ご」をつけることによってより敬意を高めたい、という気持ちがあるのではないかと思います。確かに文法的には正しいのですが、ここでは「サッチャン」の立場(chǎng)やキャラクター〔形象〕も配慮しなければなりません。
サッチャンは、だれからも親しまれており、明るくてかわいい子どものようなロボットです。敬語(yǔ)を使いすぎると、かえって親しさが薄れます。職場(chǎng)などで上下関係がある場(chǎng)合は別ですが、日本人は親しくなるにつれて、あまり敬語(yǔ)を使わなくなります。逆に親しくないから敬語(yǔ)を使う場(chǎng)合もあります。敬語(yǔ)は互いの距離を示す表現(xiàn)です。それで、サッチャンのキャラクターを考慮し、敬語(yǔ)は必要最低限度におさえました。例えば、本文に「どうもありがとう。それじゃ」とあります。敬語(yǔ)を使わないで、サッチャンのかわいらしさを表しています?!袱耸陇Kわりました」の「お仕事」は美化語(yǔ)ですが、この場(chǎng)合は「お」をつけたほうが柔らかく、サッチャンのイメージに合います。
「退院おめでとうございます。お體を大切にしてください」
この文は、ていねい語(yǔ)の「おめでとうございます」に、尊敬語(yǔ)の「お體」が続いています。同じ文に敬語(yǔ)が続くと、あまりにもていねいすぎ、サッチャンの持つ親しさがなくなってしまいます。また、「ご」は漢語(yǔ)的で硬い感じがします。それで、「退院」には「ご」をつけませんでした。